徳川家康の妻、正室といえば
築山殿(瀬名)が思い浮かびますが、正室にはもう一人います
旭姫(朝日姫)です
築山殿事件の後、側室はいても正室はいなかった家康
その家康が迎えた正室とはどんな人なのでしょうか?
旭姫とはどんな人?:読み方は?家族は?
旭姫の読み方は「あさひひめ」です
朝日姫と表記されることがあります
家康と結婚後は駿河御前「するがごぜん」と呼ばれ、死後はの南明院「なんめいいん」と言われています
旭日姫の家族と言えば、天下を手中に収めた豊臣秀吉が兄にいます
もう一人の兄に秀吉を生涯支えたと豊臣秀長がいます
父親は竹阿弥で秀吉とは父親が違うという話があり、その場合は秀長と旭姫は同じ父ということらしい
ただどうする家康の時代考証をされている小和田先生の説では、父親は秀吉と同じで竹阿弥は継父ということになるらしい
元々有名になるまでは秀吉の前半生はよくわかっていないし、秀吉本人も隠そうとしていたのでこれ以上はわからないかもしれませんね
旭姫とはどんな人?:なぜ家康の正室に?二人の仲は?
旭姫は徳川家康の正室になります
家康の妻になる前は農民と結婚していたらしいです
その夫は秀吉が出世すると武士になったようで、佐治日向守と名乗っていたそうです
ただ織田家の副田甚兵衛吉成さんが最初の夫という話もあり、謎です
織田信長が本能寺の変で明智光秀に討たれた後、天下を取ろうとした秀吉と家康
一時は小牧・長久手の戦いで両者が激突したものの、結局秀吉が天下をとることに
ただ家康としては「戦で負けていないのに秀吉の家臣になりたくない!!」と臣下になることを拒否
そこで秀吉は、家康の懐柔策として妹の旭姫を正室として迎えるように縁談を持ち込みます
その頃には築山殿事件で正室の瀬名(築山殿)はすでに亡くなっており、側室はいても正室は不在
旭姫は44歳、家康45歳での再婚となりました
仲はよかったかどうか・・・・???
築山殿とも仲が悪かったという話がありますが、所詮政略結婚で、しかも家康にとっては出世のために主人から嫁もらったというわけでもなく、家臣になれよ!!というための道具。
本当に、女性って政治の道具にされてしまうんだから腹立つ~~~!!!
家康が死んだら旭姫は豊臣家に返すように指示は出していたそうだが、仲睦まじいエピソードが残っていないということは、それなりの当たり障りのない仲だったのでは??
旭姫とはどんな人?:生涯は?死因は?
旭姫が家康の元に嫁がされた時はまだ前の旦那と結婚していたのに、秀吉が無理やり離縁させたとか
夫の佐治日向はそれで、剃髪して隠居してしまったそうな
秀吉むかつく~~!!
とはいえ、家康は一国の大名であり、嫁という名の人質とはいえこの頃の秀吉の力を考えれば無下に扱われることもない
前の夫との仲に子供もいなかったようなので、仲が良かったわけではないのであれば悪い話でもなかったかも?
しかも秀吉の妹。
出世欲の塊の妹も上昇志向が強かったとしたら??満更でもないかも
しかし結婚したのに家康が秀吉の元に上洛しなかったので、秀吉はお母さんのなか(大政所)を旭姫のご機嫌伺いと称して送り込みました
親子水入らずで楽しいひと時を過ごしたかもしれません
ただ家康に嫁いだ後4年ほどで病気で亡くなっておられます
お母さんのなかが病気になった時はお見舞いに上洛したり、亡くなる頃には家康が小田原征伐に遠征に行ったりしていたので一緒にいたのは2年ほどだったそうです
旭姫とはどんな人?:どうする家康では?キャストは?歴代は?
あまり大河ドラマではクローズアップされることがない旭姫
過去には
- おんな太閤記(1981年):泉ピン子さん
- 秀吉(1996年) :細川直美さん
- 功名が辻(2006年) :松本明子さん
- 真田丸(2016年) :清水ミチコさん
こんな方たちが演じられました
ちょっとインパクトの強い方たちばっかりですよね
中でも、真田丸での清水ミチコさんは兄である秀吉(小日向文世さん)に無理やり家康(内野聖陽さん)に嫁がされたのが嫌だったのか
すご~~~~~~~く、ブーたれた感じで、出てくるなり笑ってしまったのを思い出します
どうする家康では山田真歩さんが演じられます
山田真歩さんは、ユニークな魅力と幅広い演技で映画やドラマに出演。
ブログやイラストの執筆など幅広い活躍をされている方です
インタビューで下記の通り話しておられました
旭姫は、これまであまりスポットライトの当たらなかった名もなき人たちの声なき声を代表する一人だと感じましたので、このお役を頂いたことを責任重大に感じています。戦乱の時代に窮地に立たされた一人の女性が、武力ではなく、何で戦おうとしたのかを、旭姫を演じながら一緒に深く感じ取りたいと思っています。
今までとはまた違った旭姫が見られるかも??
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