虹色の歴史と大河ジャーナル編集長の虹子です。
大河ドラマに欠かせないナレーション。個性が光るナレーションは話題にもなることが多いですね。
過去の大河ドラマではどういうものがあったのか、懐かしんじゃいましょう。
印象的なナレーター5選もありますよ!!
大河ドラマナレーション歴代:ナレーションは重要な役割
大河ドラマはある程度の年月を1年間で網羅する必要があるため、年月の経過を伝える必要があります。
しかし保元3年とか文治2年、明暦元年とか出されてもいつのこと??ってなりますよね。
ここだけの話、ワタクシ虹子編集長も年号だけではわかりません。
ナレーションで西暦を言うわけではないですが、文字で出されるよりは時間が経過したんだなとわかりやすかったりします。
逆に「その年の夏に再び両者が衝突することになった」とかをナレーションが言うと、臨場感も出ますよね。
また大河の特性上、現代の私たちにはわかりにくい事象や状況についての説明が必要な場面があります。
そこでさらっと解説などが入ると閑話休題となったり、面白みが増します。
2023年の大河ドラマ「どうする家康」のナレーションは寺島しのぶさんがされています。
あの語り口調は思わずクスっと笑ってしまいますよね。
どうする家康のナレーターうるさい?寺島しのぶさん語り手:2023年ナレーションNHK大河ドラマ
大河ドラマナレーション歴代:ナレーションは誰?演出は?
大河ドラマのレーションはどなたがされているのでしょうか。
わが虹色の歴史と大河ジャーナルでここ10年をまとめてみました。
放送年 | 作品名 | ナレーター |
2011年 | 江~姫たちの戦国~ | 鈴木保奈美 |
2012年 | 平清盛 | 岡田将生 |
2013年 | 八重の桜 | 草笛光子 |
2014年 | 軍師官兵衛 | 藤村志保 |
2015年 | 花燃ゆ | 池田秀一 |
2016年 | 真田丸 | 有働由美子アナ |
2017年 | おんな城主 直虎 | 中村梅雀 |
2018年 | 西郷どん | 西田敏行 |
2019年 | いだてん~東京オリンピック噺~ | ビートたけし/森山未來 |
2020年 | 麒麟がくる | 市川海老蔵 |
2021年 | 晴天を衝け | 守本奈実アナ |
2022年 | 鎌倉殿の13人 | 長澤まさみ |
2023年 | どうする家康 | 寺島しのぶ |
2024年 | 光る君へ | 伊東敏恵アナ |
歴代の大河ドラマのナレーターを見るとNHKのアナウンサー、俳優さん、声優さんがされています。
俳優さんの場合は平清盛の時の源頼朝役の岡田将生さんなど、実際に登場人物がナレーターをされるときもあります。
一方、「麒麟がくる」の市川海老蔵さんのように全く出番がない時もありますね。
どちらが好みですか?
ちなみに2024年大河ドラマ「光る君へ」のナレーションは伊東敏恵アナウンサーがされています。
どんな風に作品を彩っていくのか楽しみですね。
大河ドラマナレーション歴代:印象的な大河ドラマナレーター5選!
ナレーターは大河ドラマの影の主役とも言うべき重要な存在!!と虹子編集長は思っています。
ということで
虹色の歴史と大河ジャーナルが選ぶ印象的なドラマナレーション5選を早速見てみましょう!!
カタコトの日本語ナレーション「信長 KING OF ZIPANG」
1992年の大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANG」(主役は緒方直人さん)では宣教師のルイス・フロイスが語る形でナレーションが入っていました。
カタコトの日本語で「ノブナガ様は・・・」とナレーションが入るのは独特で、魅力的でもありました。
Ate breve! Obrigado!”(アテブレーベ・オブリガード)「また会いましょう。ありがとう」と毎回ドラマは締めくくられるのですが、なんて言っているのかわからん!!ってなってました。
しかもなんと、劇中でのフロイス役とナレータは別々の方を起用されていたらしいです。
フランス人モデルのフランク・ニールさん劇中のルイス・フロイス役を、日本語によるナレーションをランシュー・クリストフが務めておられたそうです。
虹子編集長はショックでした。
元祖「ナレ死」をつくった「真田丸」
2016年「真田丸」では脚本家三谷幸喜さんのいろんな仕掛けが話題に。
このドラマはまだNHKに在籍していた 有働由美子アナウンサー
重要な登場人物であっても、有働アナが死を語るだけで終わってしまうというスピード退場。
「ナレ死」という言葉も生まれました。
主人公信繁(真田幸村:主役堺雅人さん)が直接かかわっていない事件は、省略するというところから生まれたらしいです。
その後の大河ドラマでも「ナレ死」が度々行われることになりました。
大河ドラマ常連江守徹さん「八代将軍 吉宗」
大河の常連西田敏行さんが主役の「八代将軍吉宗」(1995年)では、近松門左衛門に扮した江守徹さんが、講談師のごとくお笑いたっぷりにお話しされていました。
ジェームズ三木作品の特徴なのかパネルや表を用いて、現代語を交え歴史背景を解説するといったユニークな演出。
視聴者からのお便りコーナーや番組のミスや製作風景の紹介もありました。
ナレーターを務める江守徹さんも大河常連
「葵 徳川三代」では石田三成役を務められた他、「春日局」「篤姫」など数々の大河ドラマに出演されていました。
冷静なツッコミがいい味「鎌倉殿の13人」
大河三谷幸喜作品第3弾「鎌倉殿の13人」
長澤まさみさんが冷静にツッコミを入れる場面が多数あり、大笑いしました。
そして「いつ出演するのか??」というファンの期待に応え、
侍女役で主人公北条義時(小栗旬さん)とすれ違うカメオ出演をされていました。
中村梅雀さんはナレーションも常連!
中村梅雀さんは大河ドラマにも何回か出演されています。
ナレーションでも常連で「おんな城主 直虎」(2017年柴咲コウ主役)でも活躍。
小国の主であり女性でもある主人公が、小国であるが故に大国や歴史のうねりに翻弄されていく姿が印象的の大河ドラマでした。
中村梅雀さんが語り手として、主人公やその周りの登場人物を温かく見守るお父さんのようなナレーションが印象的でした。
ちなみに梅雀さんは「葵 徳川三代」でもナレーションもされていました。
徳川光圀(水戸光圀)役で出演もされ、この時は助さん格さんと共にジェームズ三木作品らしく面白おかしい語り手でした。
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